フライフィッシングであそぶ

養沢毛鉤専用釣場WEBサイト担当者ブログ
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ストマックから考える釣り

ー この時期のキーになる虫 ー

 

6月3日に採取したストマック。(ストマック情報はこちら

 

ヤマメ1はブユのラーバがキーです。

全長5〜6ミリの棒状の虫です。

 

ブユのラーバは瀬の石にこんな形でついています。

当然流されることが多く、この時期の魚の多くが捕食しています。

特に必ずといって良いほど食べているのが流れに出ているヤマメです。表層近くを流れるブユを右に左に動きながら捕食して、時には水面に口が出ることもあります。

こういうヤマメに対しては、#18〜#20くらいのノーウェイトのニンフ、ユスリカピューパなどを鼻先に流せばほとんどの魚が反応するはずです。

ただし、フライは見えませんから、魚の動きでフッキングすることになります。

 

続いてニジマス1は、1センチ弱の甲虫を食べていました。

水生昆虫が羽化してニンフが少なくなる夏から秋は、陸生昆虫への依存度が高くなります。

特に雨や風の後は水面に落ちる確率が上がりますから、その日の天候次第でテレストリアルでの釣り上がりも効きそうです。

 

ヤマメ2はコカゲロウに偏っていました。

青丸はスピナー、青矢印はニンフ、左端にはダンと思われるものがいます。

これだけコカゲロウが食べられていることから、相当数がハッチしていたと思われます。

やや緩い流れでライズを繰り返したはずで、#18くらいのドライやフローティングニンフで対応できるでしょう。

そして赤丸はカディス・ピューパです。雑誌などに登場する形のまま出てきました。浮き上がるようなニンフや小さなウェットフライも良さそうです。

 

そしてニジマス2。

虫らしいものは少なかったですが、はっきり判別できるものがいました。

現地では小さなストーンフライかと思いましたが、写真を拡大するとシャックが付いたコカゲロウでした。

脱皮直前のニンフが食べられた後に脱皮することはありますが、これは翅の伸びているので羽化直後に食べられたのかもしれません。

体長は8ミリほど、#18くらいのスリムなドライやフローティングニンフがイミテーショーションになりますね。

 

そして友人が釣ったヤマメ。

大きなガガンボを食べていました。

ガガンボの体長は2センチほど、長い脚を足せば相当な大きさです。

 

養沢のヤマメとニジマスを比べるとヤマメの方が圧倒的に悪食で、食べているものの幅が広いです。

それなのにフライにセレクティブになるのは、多くの釣り人に攻められていることが関係しています。一度怪しいと思ったフライには反応が鈍くなりますから、ドラグが掛かってしまったらフライをチェンジするくらいの慎重さが必要です。

またヤマメへのフライは小は大を兼ねる場合が多くあり、他の釣り人よりサイズを小さくすると良い反応が得られることがあります。

 

ストマック情報は、有効なフライパターンや釣り方のヒントになります。

養沢は毎週魚が放流されている管理釣り場ですが、リリースされた魚や釣られずに川で生活している魚がたくさんいて、そういう魚は簡単に釣れません。

釣り人が知恵を絞ってテクニックを駆使して、それでもどうにもならない状況が少なくないのです。

魚釣りの面白さは数釣りとは限らず、大物狙いとも限りません。難しいスレッカラシをどうやって釣るかという泥沼の楽しさだってあるんです。

養沢は、それを目当てに通ってくださる少々変態気味のお客さんが多いのも特徴です。

 

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