フライフィッシングであそぶ

養沢毛鉤専用釣場WEBサイト担当者ブログ
翌日はハッチ探し

ー 寒くて・・ ー

 

養沢の初釣り翌日、遠くの川にアマゴ釣りに行く予定だったのに野暮用で出そびれ、結局養沢にハッチ探しに行きました。

 

お昼過ぎ養沢に着いてみると、寒い!

どんより曇り空で吐く息が白いほど、ハッチなんてありそうもなかったんですが・・

 

神谷橋の下流でトビイロカゲロウをネットでキャッチするも、ユスリカはほとんど飛んでいなくて虫っ気がありません。

神谷橋の直下でやっと見つけました。

流れの中の岩からよじ登っているのは紛れもないメイフライです。

 

靴のままでは近づけないので目一杯ズームしてみました。

この時点ではてっきりトビイロカゲロウと思ったのですが、自宅に戻って写真を拡大すると・・

トビイロにしてはボディが太くて短い、翅の色が違う、テールも2本にしか見えません。さらに拡大すると後翅がないような・・

これは、どう見てもコカゲロウですね。

大きさは1センチほど、色合いからするとシロハラコカゲロウでしょうか。

例年だと3月中順頃からハッチを始め、大量のトビイロカゲロウに紛れて養沢ではなかなか見付けにくいメイフライです。

良かった、コカゲロウも確認できました。

 

そうなるとマエグロヒメフタオも・・

よじ登りそうな岸際の石を片っ端から見ていくと、いました、いました!

写真の真ん中、見難いですけど上が頭で、ちょうど羽化を始めたばかりです。

マエグロも遊泳型のニンフですから、多くが流されて今年は少なそうです。

 

そして次に見つけたのはユスリカのクラスター。

写真中央の花びら状のものはユスリカのアダルトが塊になって流下している様子です。

単体は3〜4ミリの大きさでも、塊になるとずいぶん印象が変わりますね。

 

ユスリカアダルトはこのように数匹がまとまって流下することが良くあります。

ユスリカクラスターなどと呼ばれ、魚もこれを好んで食べています。

ユスリカ=極小というイメージがありますが、クラスターのサイズ感ならグリフィスナット、バイビジブルあたりがイミテーションとして使えますね。

(単に虫の形を真似るだけでなく、どんな形で魚に食べられているかを考えると面白いですね)

 

ところで、台風後に産み付けられたヤマメの卵は孵化して、そろそろ稚魚が浮上しているはずです・・

居そうなところを探しても姿は見えません。

 

大増水がちょうどヤマメの産卵期と重なり、多くの卵が流されました。後に残った魚が産卵を始めたのが11月上旬、いつもより遅かった影響があるかもしれません。

養沢生まれが少ないのは寂しいですから、次回は稚魚探しもやりたいですね。

 

※今年は水生昆虫の様子が分からないため、しばらくお休みしていた「ハッチ&流下情報」を復活することにしました。

3月4日分はこちらに掲載しました。

 

| ハッチ情報 | 00:02 | - | - |
手の水温計とハッチ

ー 初養沢は微妙 ー

 

今年初の養沢に行ってきました。

 

事務所の水温計を見る前に、川に降りて水温計測。

手の感覚を養うのも今年の課題でしたから、まずは手から。

意外に温かくて、8℃くらいはありそう・・

 

で実際の水温計は7.4℃。

誤差は0.6℃、手の性能もなかなかでしょう。

 

そして事務所の水温計は7℃でした。

 

釣る前に虫を捕まえるつもりが10時の時点で飛んでいたのはユスリカだけ、釣りの途中にようやく捕まえました。

トゲトビイロカゲロウのダンです。

流されずに残っていたんですね!

例年ハッチのピークは3月中旬〜下旬ですから、これから多くなって欲しいです。

 

その後も飛び立つ虫は見かけるのに捕まえられず、撮れたのはこれだけでした。

でも、時間が経つにつれハッチが多くなりクロカワゲラ、マエグロヒメフタオとコカゲロウらしきメイフライ、ガガンボを見かけました。

オープン直後ならハッチは例年と差がないような気がしますが、魚の居場所が変わってしまって釣るのは苦労しました。

ストマック情報は明日整理して書きます。

 

| ハッチ情報 | 00:02 | - | - |
養沢のハッチ

ー 虫がいました! ー

 

岸際にたくさん浮いていた小さな虫はユスリカでした。

 

シャックもたくさんあって、今まさにハッチの真っ盛りという感じでした。

あれだけの洪水でもちゃんと残っていたんですね。

 

そしてこれはクロカワゲラ。

全長が1センチほどの小さなカワゲラです。

この日は温かかったせいか、結構な数が飛んでいました。

 

大増水でみんな流されて来年はハッチがないんじゃないかと心配しましたが、どうやら杞憂に終わりそうです。

自分たちが思っている以上に自然は逞しいんですね。

 

| ハッチ情報 | 00:01 | - | - |
自販機のハッチ

ー 意外に多くの種類が ー

 

7月6日、事務所脇の自販機に止まっていたメイフライです。

 

体長1センチ弱、テールが2本で背中の色が特徴的なヒメタニガワカゲロウ。グレーの翅はダン、目が小さいのでメスです。

 

続いて体長が6〜7ミリの小さなダンは、テール2本、後翅が見えないのでコカゲロウの一種のようです。こちらもメスですね。

 

こちらはテール3本のマダラカゲロウ、体長6〜7ミリ、赤っぽいボディに大きな目となればアカマダラカゲロウのオス、ダンでしょう。

養沢では、シーズン中ずっとハッチがあります。

 

この日の自販機で最も大きかったメイフライが、このシロタニガワカゲロウのスピナーです。体長1センチちょっと、メスのようですが、卵はすでに産み付けられたようです。

ミドリタニガワと似ていますが、ミドリタニガワは翅の前縁が黄緑なのですぐに分かります。

 

この日の自販機で最小のメイフライ、体長は5ミリほどです。

テール3本にずんぐりボデイとなればマダラカゲロウで、この色とこのサイズならクシゲマダラのオス、ダンだと思います。

 

養沢は定期的に魚が放流されているので、ハッチなど知らなくても十分魚は釣れます。

なるべく簡単に効率良く釣れる方法を駆使すれば、もういい、というくらい釣れることだってあります。

でも、それもそろそろ飽きた・・と感じることがあったら、水生昆虫やハッチに目を向けてはいかがでしょうか。

水生昆虫が豊富な養沢なら、本物の虫とフライの関係、季節の変化、魚と餌の関係など見える世界が広って、ますます釣りが面白くなるはずです。

 

フライフィッシングは、たくさん釣るよりもどれだけ難しく釣るかが面白いと、ある有名人に言われたことがあります。

確かに、今は自分もそう思うようになりました。

 

| ハッチ情報 | 00:01 | - | - |
ライズはあるのに

ー 見えないハッチ ー

 

7月3日の下弁天で、ハッチは見えないのに結構はっきりしたライズがあって、流れているものを確かめようと目をこらすと小さな虫が浮いていました。

急いでシャーレで掬うと、体長5ミリほどのメイフライでした。

 

後翅がなく、ターバン眼となればオスのコカゲロウのようですね。

一見スペント風ですが、羽化に失敗したスティルボーンだと思います。

ライズの正体はこれだったのかもしれませんね。

 

見えないハッチは、ビンセント・マリナーロならヒドゥンハッチ、ダグ・スウィッシャー/カール・リチャーズならインビシブルハッチと呼びます。

人の目には見えなくても、ハッチは魚にとって食事タイム、川ではいろんなことが起こっているんですね。

 

| ハッチ情報 | 00:01 | - | - |
8日の「ようざわ便り」

ー 分かりやすいサンプル ー

 

6月8日朝の「ようざわ便り」に掲載されたこの写真。

滅多に撮れない写真なので紹介します。

左側のクリーム色の2匹はどちらもフタスジモンカゲロウで、両方ともオスのようです。

事務所スタッフの説明で「似ているけど微妙に違う・・」とありましたが、その違いは、左側がスピナー(成虫)で右側がダン(亜成虫)だからです。こうして並んでいること自体非常に珍しいです。

右側のダンは水中のニンフから脱皮した状態で、ここからほぼ1日で左の成虫に脱皮します。スピナーは羽が透明になってテールが長くなり、前脚も長くなっているのがわかりますね。(前脚が長くなるのはオス)

フタスジ・・は9月下旬までだらだらとハッチし、自販機や事務所の窓に止まっていることもあるので見かける機会は多いと思います。体長(頭からテールの付け根まで)約2センチ、水面羽化とよじ登り羽化の両方がいます。

 

右端のほぼ真っ黒のはマダラカゲロウ(テール3本、ずんぐりボディ)だと思います。フタスジと比べた大きさは1センチちょっとという感じですから、クロマダラかヨシノマダラあたりでしょうか。こちらは水面羽化です。

 

養沢には魚がたくさんいるからハッチなんて気にしなくても魚は釣れます。でも、ハッチを知ったことでさらに釣りが楽しくなったという人が多いのも事実です。

何たって多くのフライ(毛鉤)のモデルは水生昆虫ですからね。

 

| ハッチ情報 | 00:01 | - | - |
モンカゲロウ後半

ー 空いっぱいのスピナー ー

 

モンカゲロウのハッチが終盤になると、今度はスピナー(成虫)が空いっぱいに舞うようになります。

養沢では5月の中旬頃、空がモンカゲロウで埋まります。

たくさんのオスが飛び交うスピナーフォールと、メスが産卵のために一斉に上流を目指す遡上飛行があり、どちらも暗くなる直前に起こります。

 

水面に落ちるスピナーに飛びつく魚たちは圧巻で、その様子は2011年5月16日のMovieに掲載しています。

2011年5月のMovieから下にスクロールして、5月16日Movieの7分14秒あたりからです。モンカゲロウへのジャンプライズに対応して#12のCDCパターンで釣った様子です。

(YouTubeはこちら2011年5月16日のMovie

 

このエキサイティングな状況は、だいたい5月10日から20日くらいの間に起こります。

夕方からクローズぎりぎりの時刻まで区間のあちらこちらで起こるため、狙うならポジションを決めて待つくらいの方がよいかもしれません。

そうそう、ティペットは6Xでは心許ないので、5Xをお勧めします!

 

| ハッチ情報 | 00:01 | - | - |
さあ、モンカゲロウ!

ー 5月のスーパーハッチ ー

 

昨日の「ようざわ便り」にあったように、モンカゲロウのハッチが始まっています。

(5月2日のようざわ便りから)

体長は約25ミリ、養沢で最大のメイフライです。

羽化したダン(亜成虫)は全体的にクリームっぽく、数日後、再び脱皮してスピナー(成虫)になると濃褐色に変わります。

 

モンカゲロウはフライフィッシャーの間で最も有名なメイフライで、ニンフ・フローティングニンフ・ダンなど多くのフライパターンがあります。

 

なぜモンカゲロウがフライフィッシャーの間で有名なのでしょう。

まず、短い期間に大量ハッチするという、釣り人にはありがたい特徴があります。湖にも生息するため、中禅寺湖ではいつハッチするかが釣り人の間で熱い話題になるほどです。

二つ目はその大きさです。サイズが大きいためリアルなイミテーションがしやすく、エクスティンドボディなど商品化されたものもあります。また、見やすいことも釣り人には大きな助けです。

そして三つ目が水面ハッチすることです。ニンフの状態で浮上し水面に張り付いて羽化するため、スイミングニンフ、フローティングニンフ、ダン、スペントスピナーなど幅広いパターンでの攻め方ができます。

 

ハッチの場所はちょっとしたプールややや水深がある緩い流れで、時間帯は夕方、曇りや雨の日なら4時頃から始まります。

日中にそこそこ釣れて楽しい思いができたら、夕方はモンカゲロウ1本に絞ってハッチを待つのも一興です。

フローティングニンフかダンか、どこで待つかなど、シミュレーションしてお楽しみください。

今週から来週がピークになるはずです。

 

| ハッチ情報 | 00:01 | - | - |
7日のハッチ

ー オオクママダラとオナシカワゲラ ー

 

7日の午後、ハッチしている虫を探しに事務所下に降りてみました。

飛んでいる虫は少ないものの、蜘蛛の巣にオオクママダラが掛かっていました。動いていて掛かったばかり・・ということは、飛んでいる可能性があります。

見にくいですが写真のほぼ真ん中にいます。

 

急いで車に虫取り編みを取りに行って、最初に捕まえたのはオナシカワゲラでした。

羽に模様があるタイプで、全長は15ミリほど。

フサオナシカワゲラの一種でしょうか。

 

次はオオクママダラのスピナー、卵塊を抱えたメスですね。

瀬の上を上下に飛びながら、時々水面にタッチして卵を落とします。

 

黄色っぽいカワゲラは、ミドリカワゲラの一種のようです。

全長は1センチほどの小さなカワゲラです。

 

そしてこれはマエグロヒメフタオのスピナー、産卵を終えたメスでしょうか。

体長は15ミリ弱、今年は数が少ないです。

 

これもオオクママダラのスピナーです。

ボディが短くテール3本、スピナーは翅の前縁が褐色です。

オオクママダラは水面羽化のため、フローティングニンフも外せません。

 

そしてガガンボ、すごい数がいます。

全長7〜8ミリのウスバガガンボでしょうか。

ガガンボはアダルトだけでなく、水中から浮き上がるイマージャー、産卵期のクラスター(塊)も見逃せませんね。

 

虫を捕まえているとき、釣り人から「何が採れますか?」と声をかけられました。

オオクママダラ・・とネットの虫を見せると「こんなに大きい?!」と驚き、「事務所下では#20以下を沈めないと釣れない」と言っていました。

確かにそうですね。事務所下は釣り人のプレッシャーで多くの人が使うサイズにはスレています。それに、放流されて間もない魚は水面の餌には反応しにくいこともあります。

でも、この日事務所下では水面がらみのライズが頻発していて、あきらかにハッチする虫を食べている魚もいたのです。

 

フライフィッシングは、ただ単にたくさん釣ることより「なぜ釣れたか」を理解し「どうやって釣りたいか」に繋げることで面白さが倍増すると思います。

釣れた理由を知るためにハッチを知り、水生昆虫を調べ、季節や水温を知る。キャスティングを磨き、使いやすいタックルを求め、魚の都合にどこまで合わせられるかを探るわけです。

知れば知るほど難しくなる、やればやるほど深くなるのがフライフィッシングですね。

 

| ハッチ情報 | 00:01 | - | - |
ハッチの様子

ー 冷え込みか増水か ー

 

30日の土曜日養沢でハッチした虫を探してみました。

天気は曇り、お昼の気温5℃、事務所下の水温8℃でした。

 

事務所下は全然虫が飛んでいなくてやっとメイフライを見つけました。

マエグロヒメフタオカゲロウ・ダンです。

目が丸く大きいのでオスのようです。

 

これはそのマエグロヒメフタオの抜け殻、写真の真ん中、水面から少し上がったところに2つ並んでいます。

岸際の岩によじ登ってハッチするので、抜け殻を探せばハッチの様子が分かります。

 

こっちはガガンボ。

見にくいですが、写真のほぼ真ん中に2匹縦に並んでいます。

大きさは1センチ弱、見るからにか弱そうです。

 

次は1センチほどの小さなカディス。

素早く動き回ってやっと撮れました。

ヒロアタマナガレトビケラでしょうか。

 

これも1センチほどの小さな虫。

クロカワゲラかと思いましたが、オナシカワゲラのようです。

オナシカワゲラは養沢の春にたくさんハッチし、大きさ、色の違うものが何種類かいます。

 

3月の養沢で最も見かけるトビイロカゲロウが1匹もいなかったのが不思議です。例年ならこの時期はスピナーフォールの真っ最中で、岸際の水たまりにはスペントがたくさん浮いているはずです。

冷え込みで中断してしまったのか、それともハッチの始まりに増水があったことが影響しているんでしょうか。

いずれにしても春の風物詩が見られなくて残念でした。

 

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